2008年6月16日

Result of 2008/6/16 PM Passes @ TokyoTech

本日午後の2回のパスでは,共に仰角が高かったこともあり,2回ともPDAを上げての姿勢系データダウンリンクを実施しました.
ただ,仰角の高い方の第2パスでは混信がひどく,ほとんどデコードすることができませんでした.
第1パスでは,自局でのデコード率が良好だったことに加え,皆様のご協力によりほぼ完璧にデータを取得することができました.
ありがとうございました.

We downlinked attitude data from PDA during 2 passes in the afternoon. In the 2nd pass, while the elevation was high, we couldn't acquire enough data because of interference caused by illegal radios.

また,合間をぬって先日撮影した写真の撮影時の条件をダウンリンクしました.
これを検証した結果,コマンドのうちの一つを衛星側で受信することができず,こちらが想定したとおりに動作しなかったことが判明しました.
電源状態をにらみながら,近日中に再トライしたいと思います.

Also, conditions at the time of the latest picture was taken were acquired. From these informations, we concluded that a single command was not received by the satellite, and the result was not that which we expected.
We'll retry it soon!


さて,今日はご質問をいただきましたメッセージパケットの内容についてご説明したいと思います.

Today, I'll explain about meanings of our message packets.


まず,"ACK TX"は,通信系コントローラのうち,送信系宛のコマンドが認識されたことを地上に通知するためのAcknowledge(応答)パケットです.
送信系コントローラはPDAの切り替えスイッチや送信に係わるパラメータの設定(CW打鍵速度など)を握っています.
したがって,PDAの切り替えコマンドを送ったときや,CWの打鍵速度を変えるコマンドを送ったときなどに,応答として"ACK TX"が返ってきます.

"ACK TX" represents that the TX controller recognizes a command from the ground station.
The TX controller controls a PDA No.0/No.1 switch, keying speed of CW and so on.
Consequently, "ACK TX" will be transmitted when the PDA is switched-over or the keying speed is changed.


また,"ACK RX"は,通信系コントローラのうち,受信系宛のコマンドが認識されたことを地上に通知するためのAcknowledge(応答)パケットです.
受信系コントローラは各機器の電源を操作するFETや,データを保存しておくFRAMなどを握っています.
したがって,PDAやAPDのON/OFF,FRAMへのデータの書き込みを行った際などに応答として"ACK RX"と返ってきます.
(注・FRAMからのデータの読み出し時はC0に続いてデータの入ったFRAMデータパケットがダウンリンクされます.)

"ACK RX" represents that the RX controller recognizes a command from the ground station.
The RX controller controls power switches of the mission devices such as PDAs and access to FRAMs.
Consequently, "ACK RX" will be transmitted when the mission device is turned on/off or data is wrote to the FRAM.
(Note: FRAM data packet will be downlinked if data is read from the FRAM.)


また,たまにダウンリンクしている"TNX_LSS"は,私たちが衛星との通信チャンネルの状況を確認するために行っているループテストです.
ループテストは他の機器を必要とせず,受信機 -> 受信系コントローラ -> 送信系コントローラ -> 送信機という最小構成でアップリンク/ダウンリンクが確認できるため,衛星が最低限起動していること,通信環境の状況を確認することができます.
ループテストをする際のメッセージは自由に設定できるのですが,普段受信にご協力いただいている皆様への感謝を込め,"Thank you from LSS"を短くして"TNX_LSS"と送信させていただいています.

"TNX_LSS" is a loop test which is conducted to confirm satellite's communication channels.
Loop test only requires minimum flow of communication; receiver -> RX controller -> TX controller -> transmitter, then we can check them.


PDAが起動すると,起動したPDA番号に応じて,"PDA0 WakeUp"もしくは"PDA1 WakeUp"というパケットが5回連続で送出されます.
これにより起動したPDAの番号を地上で知ることができます.
このパケットを取得することが効率的な運用の肝なのですが,このパケットが送られる頃はまだ仰角も低く,違法無線による混信の影響を強く受けるためか,たいていデコードすることができません.

When the PDA is activated, "PDA0 WakeUp" or "PDA1 WakeUp" will be transmitted with the number of the PDA.
Then, we can know which PDA is activated.


起動したPDAにコマンドを通すと,種々のパラメータに続いて"OK"と返してきます.
これがPDA Ackです.
姿勢系の実験を行う前の時刻同期や,姿勢系のデータをダウンリンクするためのダウンリンクデータ範囲指定,写真撮影命令など,PDAに関連したコマンドを認識した際に送られます.

When the PDA recognizes a command, it acknowledges "OK" with some parameters. This is a "PDA Ack."
This packet is transmitted when a command related to the PDA, such as a time sync before an attitude experiment, order for taking a picture and so on, is received.

以上,簡単ですが代表的なメッセージパケットについてご説明しました.
なにかご質問がございましたら,お気軽にcute1.7_question [at] lss.mes.titech.ac.jpまでご連絡ください!
今後とも引き続きCute-1.7 + APD IIをよろしくお願いいたします.

Please don't hesitate to ask us if you have any questions or need further informations!
Contact : cute1.7_question [at] lss.mes.titech.ac.jp

Next Passes of the "OBJECT-C" @ Tokyo Tech
Tue 17 Jun 2008 (UTC+9) 07:37:53 07:39:34 07:41:16 00:03:23 070 086 101 0.8
Tue 17 Jun 2008 (UTC+9) 09:10:07 09:16:33 09:22:57 00:12:50 017 100 182 52.4
Tue 17 Jun 2008 (UTC+9) 10:47:10 10:52:15 10:57:20 00:10:10 347 294 241 11.8
Tue 17 Jun 2008 (UTC+9) 20:02:30 20:08:40 20:14:50 00:12:20 142 070 000 29.5
Tue 17 Jun 2008 (UTC+9) 21:38:57 21:44:50 21:50:45 00:11:48 200 264 330 20.1

投稿者 weblogadmin : 2008年6月16日 22:00